うつ病と戦う方法/死なない方法
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結局うつ病が原因で会社を解雇された(ほぼほぼ脅されて辞めさせられた)わけですが、それからはとにかくうつ病との戦いです。
- 死なないようにする
これが案外大変です。飛び降りればいいんですもん。バンジージャンプしたことあるしいけるっしょ、くらいの感じです。何回もバルコニーの端に座り込んで、行くか行かないか考えて、泣きながら自分が交際している人や、同じく精神を病んでいる友人や、悩みを抱える友人のことを思い出しては部屋に戻ります。もし私が死んだら、この人たちも深刻に思い悩んでしまうかもしれないと思うと、死ねないです。むしろこの人たちの存在がなければ、私は今生きていないと思います。ちなみに私の場合親は関係ないです。むしろ親の存在は命を絶つことへのガソリンでしかないです。
- お金を稼ぐ
これもまた大変です。私はうつ病になりましたと報告をしたその日に「1ヶ月後に辞めてください」と言い渡されてしまいました。けれど70連勤した後だったこともあり、仕事を辞めた直後の1週間は何もできませんでした。そこからバタバタとアルバイト生活に入るわけですが、それでも税金なんかは払っていかなければならず、常にカッツカツの状態です。たぶんお金さえあれば人ってうつ病にはならないんじゃないかと思うくらいお金って大切です。お金さえあれば家族とだって縁を切れるし、お金さえあれば職場でうつ病をもらうこともないわけですから。
お金がないと遊びに行くこともできないわけで、遊びに行けないとストレス発散にならないのですぐにうつの餌食になれる状態になってしまいます。
- 頓服薬を常に持つ
うつ病になると、発作的に死にたくなります。冗談ではなく。突然涙が出てきて「もうだめだ。死なないと」と思い始めます。これ衝動は心療内科でもらえる抗うつ薬なんかで抑えられます。
- 好きなことをする
私がうつ病にかかって一番驚いた変化は、好きなことをできなくなったことでした。私は音楽を聞くのが大好きで、新しい曲を色んなプラットフォームで探すのが日課でした。けれど、それが気づいたらできなくなっていました。出勤や退勤時に音楽を聞くのが日常で、むしろイヤホンを忘れたときには家まで取りに帰るくらいだったのに、日常に音楽がなくても気付かないくらい何も考えられなくなっていました。
そして何より、時間があってもなんだかつらくて悲しくて音楽に手が向きませんでした。音楽を聞くと具合が悪くなってしまうことすらありました。
ただ、それも家に閉じこもらずに外に出ることでだんだんと改善されていき、好きなことをまたできることが助けになりました。
- 私うつ病ですよ!とお知らせする
これは結構難しいことかもしれませんが、現在私が働いている先の人たちには私がうつ病を患っていることを伝えてあります。調子が悪いときは調子が悪いと伝えることが大事だと思います。うつ病にかかると普段できる業務ができなくなったりするので、事前に伝えているだけで自分が安心できます。
- 「うつ病は甘え」派の人たちは総シカト
「うつ病は甘え」派の人たちはゴロゴロいます。実際にうつ病と診断されるのはとても簡単なので、それを知っている人からすれば「おまえもどうせ大したことないんだろ」と思っても仕方ないです。ただ、こういう人のそういう発言をSNSなんかで目撃してしまうと「この人のために死んであげた方がいいのかな?」という発想にも行き着いてしまうため、シャットアウトが必要です。
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