Phil Hardison

Phie Hardison

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「家庭に問題がなかった人」と「家庭に問題があった人」は相容れない

インターネット普及率90%超えの国日本。

いいですね、ありがたいですね、裕福ですね。

 

そんな裕福な私たちの性格を大きく二分するのは「家族の在り方」じゃないでしょうか。家庭内でトラブルのあった人たちは、きっとこれを感じる場面が多々あったことと思います。

 

 

例えば、AさんBさんがいるとしましょう。

Aさんは仲のいいお母さんとお父さん、姉と弟がいます。

家庭内で特にトラブルがあったことはありません。

中学高校とバレーボール部に所属し、家族ぐるみで仲のいい友達もたくさんいます。

経済的にも問題なく、姉も自分も海外に留学に行きました。

ちなみに弟は高校で部活に励んでおり、時間が合うときは家族で応援に行きます。

 

ではBさんはどうでしょう。

Bさんは一人っ子です。

物心つく前から父親は不倫をし、家の壁にはアルコール中毒の父が空けた穴がありました。両親はまだ何も分からないBさんの親権を取り合い、結果、経済的にも安定した母親がBさんを引き取り、両親は離婚します。

しかし、母親は仕事に明け暮れ、Bさんは家にずっとひとりで育ちました。

母親は何も教えてくれなかったので、中学校までいじめられながらコミュニケーションを学び、高校大学でようやく友達と言える友達をつくり、普通の生活を送れるようになりました。

 

さて、このAさんBさんが高校で同じクラスになったとします。

この二人は仲のいい友達になるのですが、Aさんにはもっと仲のいい友達や仲間がいるし、BさんはAさんのことは好きですが、心を許している訳ではないし、常に一緒に行動しようという気にもなりません

 

二人は仲良しですが、波長が全く違うのです。

 

 

Aさんは大学に入り、アルバイト先や社会人になってからの仕事仲間とも仲が良く、よく一緒に遊びに行きます。

Bさんは、大学の友達は大学の中だけ、バイト先も、社会人になってからも、職場とプライベートは比較的切り離して生活しています。

 

AさんもBさんも、恋愛や仕事、人間関係で悩みます。

けれど、この二人の悩み方には決定的な違いがあるのです。

 

Aさんは、「どうしてこの人ってこうなの?」「普通あんなこと言わないでしょ、最低」「なんで私が嫌がってるの分かってくれないの?」といった悩み方をします。

一方でBさんは、「この人を変えるのは無理だ、対処しようにもしきれない、どうしよう」「よく考えればきっと自分が悪かったんだ、どうすればもう一度仲良くなれるだろう」「この人とはどうやって距離を置けばいいんだろう」といった悩み方をします。

 

Aさんは、現状に対する不満に共感してほしいし、解決というよりも、相手の悪い点に呆れ返って嫌いになってしまい、その嫌悪感に耐えられません。

Bさんは、現状に対する不満の原因は何か、どう解決すればよいのかを考え、自分にとって一番良い答えを出そうと四苦八苦します。

 

完全に個人的な意見ですが、家庭内に問題のなかったAさんの人は、悩みや問題の捉え方が表面的、かつ感情的なので、それを聞いてくれる人さえいればどうにかなります。特にこれといった解決を求めていない、もしくは自分が解決せずとも周囲や時間が解決してくれるのを知っているからではないでしょうか。

 

しかし、Bさんのような家庭に問題のある人は、問題に直面すると、感情を押し殺して、問題そのものよりも、問題を抱えている自分を論理武装で救おうとします。それは傍から見ると冷静に問題に立ち向かっているように見えますが、実は彼らなりの最大の防御なのではないでしょうか。

 

 

以上のような違いがあって、「家庭に問題がなかった人」はその人たち同士で、そして「家庭に問題があった人」はその人たち同士で仲良くなります。

そして家庭に問題があった人たちは仲良くなった後で気付きます。「あれ?私たちみんな、家族なんか普通じゃないね?」と。

 

簡単に言うと、Aさんには家庭に問題がなかった友達がたくさんできてBさんには家庭に問題があった友達がたくさんできる、ということです。

そしてAさんのグループとBさんのグループは、恋愛観や人生観、妥協点など、グループの中で色々と波長が合います。だから居心地がいいんですね。

 

何が言いたいかというと、家庭に問題がなかった人と家庭に問題があった人は、表面上は仲良くできますが、深いところでは必ずと言っていいほど波長が合わないのではないか?ということです。

 

人間関係で何かもやもやする壁を感じたら、もしかするとこれが原因かもしれません。

 

 

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