NetflixのThe Haunting of Hill Houseが史上最高だったので説明する（あらすじあり・ネタバレなし）

先日、リリースから話題になっていたThe Haunting of Hill House（邦題：ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス）を見終わりまして、TVシリーズオタクでありホラーが大嫌いな私が史上最深にハマってしまったので紹介させてください。

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▼あらすじ

1992年、クレイン一家は投資用に購入した豪邸に改装する間だけ移り住むことになった。しかし、思いの外に施工が必要となり、滞在がどんどん長引いていってしまう。その間、奇妙な現象が立て続けに起こり、最終的に悲劇が起きてしまった。それを気に一家離散したクレイン一家のSteven（スティーヴン）、Shirley（シャーリー）、Theo（ティオ）、双子のLuke（ルーク）とNellie（ネリー）は、26年後にまた集まることとなる。Hill Houseと呼ばれる豪邸での生活と、26年後のそれぞれの生活とを行き来しながら謎が解き明かされる。

▼ホラーが苦手でも大丈夫？

ご安心ください、私、ホラー大の苦手です。確かにjump scare（わっ！て驚かしてくるシーン）はあって「ふざけんなよも〜〜〜〜！！」となったことも何度かありましたが、それよりもストーリー自体があまりに魅力的すぎて最終的にはいい思い出です。

私は怖そうなところだけ目を隠しながら、耳を塞ぎながらでも見続けましたが、その価値がこの作品には十二分にあります。

▼Stranger Thingsや進撃の巨人と似てる？

一斉を風靡し社会現象にもなったStranger Things（ストレンジャー・シングス）と比較されることもあるようです。私もStranger Thingsは好きでしたが、この作品には到底及ばないという印象です。

これは、至って普通であるはずの家族の話であって、Elevenのような特殊な存在がいるわけではないので、個人的な感想としては「全く似てない」です。

物語自体は進撃の巨人には全く似てないんですが、伏線回収の気持ちよさや、時系列の意味深さで言えば、進撃の巨人が好きな人はThe Haunting of Hill Houseが好きな可能性も高いかと思います。

その他にも、Inception（インセプション）やShutter Island（シャッターアイランド）が好きな方は、この作品が気にいるかもしれません。

数々のTVシリーズを見てきた私ですが、ここまで心酔できるものはなかったのではないかと思います。

▼何がそんなにいいの？

大きく二点あるので説明します。

まずは伏線回収です。１話目の登場人物の一言目からバッチリ聞いておいてください。1992年の彼らの話のそこかしこに散りばめられた伏線やフラグがぞくぞくしちゃうほど見事に回収されていきます。５話まで見てみてください。 ぶったまげます。見た人みんな２周するんじゃないかと思ってます。私もこれから２周目行ってきます。

次が家族の関係について。彼らはHill Houseで起こった悲劇によって、問題を抱えながら別々に暮らすことになります。これって、わりと多くの人に当てはまることだと思うんです。誰しもが個人的な問題も抱えているし、家族としての問題も抱えている。完璧な人間なんていないし、家族だからこそそれと向き合うのが苦しいことってあると思います。それをなんとも生々しく描いていて、それはもう大号泣しました。最終話に関してはティッシュ１０枚は消費してると思います。