客に胸を触られたんだけど、日本は暴行OKな国なの？
こんにちは先日スポーツバーで働いてたら男性客に胸を鷲づかみにされましたハーディソンです。
（長くなりそうなので、チャプターを大きめに３つに区切っています。）
- 事案発生
FB上でもお友達になっている常連さんがそのお友達を連れて来店したことが発端でこの事件が起きてしまいました。この常連さんはめちゃくちゃいい人なので、こんなのが友達なの・・・？ってのが残念でしかたなかった・・・。
お友達さんは自称お酒に強い人。話を聞いていると典型的な「俺が言ってることが正しくておまえが言ってることは違うで」タイプの残念な男性客（３０代後半）。
こちらも常連さんにはお酒おごってもらったりしていたので、話を聞いたりとフレンドリーな接客をしていました。
しばらくしてそのグループが帰ることになり、「ありがとうございましたー」と見送ろうとしたところでなぜか残念な男性客が右手で私の胸を鷲づかみに。意味が分からなすぎて「いやいや、ありえんやろ。こんなん絶対したらいかんやろ」と説教。すると「いやいやノリやんけ」と嘲笑してきました。まあどうせ帰るし馬鹿そうだし仕方ねえか、と思い、外まで見送るとまた胸を鷲づかみ。「いやだから・・・私だから今傷つかないけど、こんなこと他の女の子に絶対したらダメやけんね？こんなんされたら絶対に傷つくよ？」とガチのトーンで説教。すると「やから傷つく傷つかんとかやなくてノリやんかただの！そんなにガチなのがおかしいやろ！」と不機嫌モードに。とりあえず「とにかく絶対他の女の子にせんでね」と釘を刺し、常連さんには「あの人もううちの店に絶対連れてこんでね」と釘刺し。
そして寝る前にFacebookに怒りの投稿をしました。
FBの投稿に引用したツイートはイライラしながら投稿してるのでかなりキレ気味。
（英文の投稿に同じ内容の日本語のツイートを引用しています）
すると、翌朝目が覚めたら大量の通知が。
それも、日本人からのコメントではなく、大半が欧米諸国出身もしくは在住の友人からでした。途中で大学時代の教授も参戦してきていよいよ大変なことに・・・。
- 各国からの反応
A：言葉で説明しようとした時点で失敗だな。拳で教えてやればよかったんだ。
私：監視カメラさえなければやってたかもね（笑）
A：最初に二度も暴行したのはその男だろ。それだってカメラに映ってるはずだ。君は性的暴行から自己防衛したことになる。日本の法律がどうだか知らないけど、アメリカでは君がやり返しても正当化されるよ。
私：なるほど確かに。次はボコボコにするわ（笑）
B：うん、君は完全に手を上げていい状況だったよ。彼のことを他のスタッフに伝えなよ。そしたら君一人でどうにかせずに済むだろうから。
私：その男は大阪からの客でほとんど福岡に来ることはないんだけど、万が一の為に一応他のスタッフにも伝えておくわ。
C：最初に触られた時点でぶちのめしてよかったよ。そんな奴店から蹴りだしてやったらいい。親富孝の店のオーナーたちなら君を守ってくれるに違いないよ。そんなクソみたいなことする奴は大阪から出てこなくていい。
私：C、ちょっとこういうことに慣れすぎてたみたいだわ。今になってもうちょっとなんかしてやってればよかったって思ってる。
C：そいつを見張っておくのは君の仕事じゃない。とにかく次こんなことがあったらボコボコにしろ。
D（大学時代の教授）：今すぐに他のスタッフに知らせなさい。監視カメラに映ってるんだから、コンプライアンス違反を報告しなさい。彼を失業させることができるし、彼がやったことは日本でも違法だよ。セクシャルハラスメントは深刻な問題だ。
私：D教授、日本にはあまりにも「女性に対してセクシャルハラスメントをしてよい」と思っている男性が多すぎます。今回も「またかよ」と思いました。その客は酔っていたようだったので、その友達に彼はもう出入り禁止だと伝えました。もし同じようなことが今後起きたり、目撃したら警察に通報します。
（↑見やすいように訳は並べ替えています）
E：本当に残念だ
F：はあ？そいつの手折ればよかったのに
私：私優しすぎたわ
F：優しさなんかクソだ。いいか、自分が危険に晒されたら優しさは窓から捨てろ。
私：おっしゃるとおりです
F：もし俺が居合わせてたら両手首折って顔に痣作って他にも色々してやってたのに。
私：とりあえず福岡帰ってきてよ！（笑）
F：それな
G：その男本当にクズだわ。そんな目に会うなんて大変だったね。
私：大丈夫、初めてじゃなかったし（笑）
G：それでも最悪だよ。私もそういう目に会う時、半数は無視するんだけど、それってショックでどうしていいか分からなくて何にもできないからなんだよね。そんなにいつもされる訳じゃないけど、それでもね。
その男が出禁になったことを祈るわ。酔っ払ってたなんて言い訳にならない。もういい大人なんだからさ。
私：そうだね。日本人はもうちょっと自分がなんてことをしてるのか自覚した方がいいわ。
H：本当に大変だったね。たとえ仕事中だったとはいえ、人をボコボコにしてもいいって例外があっていいと思う。だって正直、絶対に正当防衛だもん。
私：だねー。みんなのコメント読んでてなんかしてればよかったってなってる今。私、日本的な考え方に染まりすぎてたっぽい。なにが最悪かって、もしその男が他の女の子に同じ事したらきっと女の子はやめてって言えないってことなんだよね。もうこの国最悪！
H：もしハーディソンが仕返しして、それが原因でトラブルになって（この国ではよく思われないだろうし）、結局その男の為にそんなトラブルまで起こすなんて馬鹿らしいってなったら諸刃の剣だよね。
正直、『立派な大人』が雰囲気や酒に呑まれたからって理由で何でも正当化できると思ってるのが悲しすぎる。マジ人間失格。
私：彼と言い合ってる時に全く同じことを考えたよ。女の子に触ることを悪いことだとも思ってないからな連中は・・・ゴミすぎｗ
J：これ以上何か起きる前に本当にテーザー銃買った方がいいって
私：確かに金曜にはストーカー野郎が店に来て、土曜にこれだもんな。真剣に購入を考えた方がいいかも（笑）
J：本当に。今すぐ必要だよ。もし何か必要だったら言ってくれよ！食べ物のデリバリーとか！ｗ
D（さっきの教授）：監視カメラには映ってたかい？映っているなら証拠として保存して彼が働いている会社に報告していい。日本にもセクシャルハラスメントを罰する法律はある。その男は君を危険に晒したし、法も犯したということだ。
もし君の上司が何も行動を起こさなかったら、その上司を訴えることもできる。『職場でのセクシャルハラスメントにおいて、上司は責任を負う。直接の責任ではなく、職場でセクシャルハラスメントが起きないようにする責任と、加害者を懲罰する責任である』
私：そんな法律があったことすら知らなかった！色々教えてくださってありがとうございます。クラブやバーで働いていると、こういう事案があまりに多く発生しているように思います。毎週末警察を呼ばなきゃいけなくなってしまう。とりあえず監視カメラに映っていると思うので、今からが私のリベンジタイムです。重ねて、ありがとうございます！
D：もし監視カメラ映像が証拠として使えるならいいけれど、証人やカメラ映像が残っていないと戦うのは難しい。
（↑この後、教授がどうもスタッフが私にセクハラしたと勘違いしていたようなので誤解をときました）
K：それは暴行だな。もし優しくしてやりたいんだったら１度言葉で警告して、それからボコボコにしてやればよかったな。最低でもそいつの顔に酒ぶっかけて目からウォッカ飲んでもらうくらいのことはしないと。おまえの店はセキュリティーいないのか？
私：あはは、そうだね、次からはウォッカの瓶を常に持っとくわｗうちの店にはセキュリティーもバウンサーもいないし、日本では女性を触ることは問題ないってみなされてるみたい。この投稿に日本人からのコメントがほとんどないことからも見てとれると思うけど。
K：胸を触るのが問題ない？
私：うん、そうみたいｗだって誰も通報しないし逮捕もされないし。
K：次からはフォークを常に持ってろ、そしたら男の手をいつでも刺せるから。クソだな、なんにせよ日本では警察もクソなんだろ？
私：うん、警察も役立たずだしとりあえずフォーク使うわｗ
L：もし私があなたの立場だったら、警察に通報するか、「痴漢は犯罪です」って交番まで引きずっていくわｗｗｗ彼は罰せられるべき。なんて侮辱なの！本当に大変だったね。
M（店のオーナー）：そのクソ野郎を店から蹴り出したことを祈るよ
- 今回の事案で分かったこと
１．セクハラは暴行
今回のポストをした時、セクハラはただ単にセクハラか、もしくは痴漢としかとらえていませんでした。
でも、各国からの友人のコメントを見ると、承諾なく女性の体に触る行為は立派な暴行もしくは性的暴行になるようです。胸を触られるということを「どうしようもない、仕方が無いこと」だと思い込んでいた自分にとってはかなりショックな事実でした。
酔っ払いのやることだから我慢してあげないといけない、なんてことはないんですね。次からはボコるか役立たずのおまわりさんに連れて行きます。
２．日本では女性が軽視されている
これをFacebookに投稿して驚いたのは、日本人の友達からの反応の少なさでした。「あるある」とか「こんなことで何をそんなに過剰に反応してんだ？」とか思われたんだと思います。
実際に私も「こんなクソなことがあったよｗいい加減にしてくれよｗｗｗ」って草生やすくらいの感覚だったので、冗談で済ませちゃいけない問題なんだ、犯罪なんだ、というのは各国からのコメントを読んで初めて気付きました。
これに関しては、女性が我慢するのをやめるしかないです。じゃないと男性はやってもいいと思い込んだままになってしまうので。
※別に日本人全員が女性蔑視をしていると言っている訳ではありません
３．この記事を読んで馬鹿にしている人は危ない
きっとこの記事を読んで、「また馬鹿なことを言ってる女がいるわ」「酔ってんだからいいだろ」「店員なんだからそんぐらいは我慢しろよ」「たいしたことじゃ無いのに何を大げさにいってんだ？」「その男も言ってるようにただのノリだろ」という反応をする人たちはたくさんいると思います。
けれど、その思想こそがかなり危険なのだと思います。現に私もかなりその考えに毒されていましたし。
４．覚えておいてほしいこと
男性のみなさん、許可や承諾なく女性の体に触ることは立派な暴行になりえます。酒を飲んでいたから、その場の楽しい雰囲気に呑まれたから、というのは言い訳になりません。女性が嫌だと思ったらその時点でアウトです。立派な強制わいせつ罪です。逮捕されるリスクがあるということを必ず頭に入れておいてください。
女性のみなさん、もし体を触られて不愉快な思いをしたのなら、それはもう立派な暴行です。証拠（画像や動画）を保存し、証人も確保して、それ以上触ったら警察に通報するとはっきり言いましょう。警告なしでそのまま警察につきだしても大丈夫です。とにかく、あなたが嫌な思いをして黙っておく必要はありません。
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