Phil Hardison

Phie Hardison

「生粋のクズがブログを書くとこうなる」というのがよく分かるブログを目指しています!

後藤さんの件で日本人の本性が世界中にバレたかもしれない件

 

さて、後藤さんを殺害する様子を撮影した動画がネットに上がり、拘束されていた日本人が二名とも殺されてしまう、という結果になりました。

私からすれば、ISISの最大の間違いは日本人を人質に取ったことです。なぜなら、日本人は絶対に何もしないからです。

 

何か問題が発生した場合、自分で解決に乗り出すことはせず、時間もしくは誰かが解決してくれるのを待つ。これが日本人の国民性だと言えます。

今回の場合も、日本人は「かわいそう」「捕まったのが悪い」「#ISISクソコラグランプリ」といった具合に、あまり「日本人を返せ!!!!」感はありませんでした。

海外の「I AM KENJI」という活動に触発されてデモをおこなった人もいるようですが、日本人は知っているのです。「『I AM KENJI』とか言ってみたところでどうせ日本政府は何もできないし、殺されてしまうのだろう」いつも最悪の展開の覚悟をしている、だから日本人は何もせずにじっと待ちます、待てます。国民にとっては、殺されたら「残念だった」、殺されなかったら「よかった」くらいの話です。悪く言えばクソほど冷めてるし、良く言えば現実主義的です。

我々日本人にとって、この二名が殺害されたことはすなわち「よくない事態が収拾した」だけに過ぎず、これによってまた「よくない事態」が発生する前の生活に戻っていくわけです。

 

日本人は、安定を好む傾向があります。危険をおかしてまで何かを得ようとするくらいなら、何もせずに今のままでいる方がいい。

日本人は平静だとか、我慢強いとか言われますね。しかし、実際には極度の現実主義かつ回避主義だと少なくとも私は思います。自分に関係ないことには興味を示さず、自分に直接害や変化をもたらすものは避け、それでも直面した場合には対策を講じているフリをしてそれが通り過ぎるのをじっと待つ。

今回だけの話ではなく、家庭でも、友人関係でも、職場でもそうです。日本人が唯一持ちうる問題解決策は「待って、問題自体がどうなるかを見守る」ことなのです。日本人にとっての永遠の正解である「グレー」にまで連れてこれれば、もうその問題は解決したのと変わらないですしね。

 

さて、これが世界にバレたらどうなるのか。日本人の評価はもちろん下がります。行動力がない、愛国心がない、決断力がない、判断力がない・・・。ないものばっかりです。「アレもできない、コレもできない、もしかして日本人ってクズなんじゃね?」となりますよね普通。もし私がはたからこんな国を見ていたら、感情論で嫌いになると思いますもん。

でも、私はこの国民性、全否定はできないです。特に今回のこの冷め方、むしろ最高に好き。私も損得勘定しかしないので日本人のこの冷め切った反応、あくまで今回に限っては、いいと思っています。

 

「日本人は我慢強く、動揺も見せない屈強な精神を持つ国民」と勘違いされればいいんですがね。そうなったとしてもこれからの日本人には「変化を恐れない強さ」が必要になってくるんじゃないですかね。むしろそこがないと日本人、世界からみたらただのクズですからね。

 

批判はツイッターPhil Hardison (@phil_hardison) | Twitterにて常に受け付けております。仕様の関係でコメントには返事できませんがご了承ください。