NetflixのBRIGHT(ブライト)の感想・レビュー
年末にNetflixが「年末年始はブライト!」と全力で売り出したWill Smith(ウィル スミス)主演のNetflixオリジナル作品BRIGHT。駄作っぽい雰囲気がtrailer(予告)からビシビシ出ていたので見るかかなり迷っていたのですが、風邪をこじらせて仕事を休んだので見てみました。
ちなみにtrailerがこちら。
もうなんか字幕見てるだけで、魔法の杖がどうのこうのとか魔法が禁じられててどうのこうのとか言ってて嫌な予感しかしない。なんでか分かんなけど全然おもしろくなさそう。しかも「あーこれあれだわ〜。オークとかエルフとか別の種族を出すことで今世界中でおこなわれている人種差別がどれだけ愚かかというメッセージを伝えるやつだわ〜」っていうのがもうめちゃくちゃ露骨。あまりに色んな事が露骨すぎてどんどん興味を失いながら見始めました。
LAで警官として働くウォード(ウィル スミス)は妻と子どもと3人で暮らしていた。種族差別の根絶を掲げるLAPD(LA警察)によって、LAPD初のオーク族の警官ニックと組まされることになったウォードは近所や警察署内でも変わり者として扱われるが、オークと組むことはウォードが望んだことではなかった・・・。
という感じで案の定「オークはうすのろで頭が悪い」「エルフは優秀で金持ち」「人間はその中間の労働階級」という種族差別から物語がスタートするのですが、オークの警官ニックがあまりにも純粋で健気で一生懸命で、開始10分くらいで泣きそうになりました。そして開始20分くらいでなんか胸が痛くて普通に泣きました(笑)
オークの警官ニックは前に書きましたとおり、とっても純粋で健気で、一般的なオークの凶暴で悪いイメージとは程遠い人柄。それなのにニックはオーク族だというだけで、警察署内ですら差別されてしまいます。何も悪いことなんてしていないのに、歩くだけで暴言を吐かれる。それに対して怒ることもなく、言い返すこともなく、ただ我慢して受け流すニック。そしてそんな彼を同僚ほどとまでは行かずとも蔑むウォード。
そんな二人がある銃撃現場に駆けつけ、現場で無数の死体とワンド(杖)を見つけてしまうことから物語は展開していきます。
ネタバレになってしまうかもしれませんが、敵エルフになんとNoomi Rapaceが!あのミレニアムシリーズ、そしてシャーロックホームズにも出ていたスウェーデン出身の女優さんです。
Trailerで全然気付かなかった・・・。
ちなみにアクションもそこそこ楽しめますし、くすりと笑えるコメディ要素もあって、感動要素もあって、全く期待していなかっただけに意外と楽しめた一作品でした。
Palm Springs(LA郊外にある避暑地)を楽園と訳すなど、相変わらず「?」な訳は散見されたのでちゃんと英語で何言ってるかを聞くのをおすすめします(笑)
ただ、「最高の作品!」と言えるかというとそうではないので、本当に暇な時に見るのをおすすめします。
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