Phil Hardison

Phie Hardison

「生粋のクズがブログを書くとこうなる」というのがよく分かるブログを目指しています!

深夜、オッサンに後付けられた件。

※長くなります

 

 

とりあえず私のスペックからお話しましょう。

24歳女。名前はハーディソン。うんハーフ。

身長165センチで12センチヒールを愛用。

服を着ている私を遠くから見るとAV女優体型。

そのため、道を歩いているだけで、100%イヤホンを付けているのに、よく腕を掴まれたりキャッチに付きまとわれたりします。

非常に残念です。ビッチに見えるんでしょうね。処女なんだけどな〜〜〜!!!

 

とにかく、あまりに高い頻度で付きまとわれるので、だいたい決まった方法で撃退しています。

①とにかくひたすらシカト

②一瞥

③大きめの舌打ち

④「Fuck off」(めっちゃ発音いい)

 

だいたいみなさん「Fuck off」と言うと「いっけね、外人だ!」と思って逃げて行かれます。

が、今回は違いました。

 

 

深夜12時半頃でしょうか、友人宅で映画鑑賞を終えたドシラフの私は、みなさんご存知福岡天神の裏路地を歩いておりました。詳細を言うと、高架下のビックカメラから予備校通過してTSUTAYAの裏に出る道です。

 

裏路地とは言え、飲食店が立ち並び、人通りもあります。

そこで、背の低いチャラついた男性が私の横に並び、必死について来たのです。

「お姉さん!ちょっと!1回だけ!ね!1回!イヤホン!イヤホン外して!」みたいなことを言ってるのがイヤホン越しに聞こえます。

しばらくシカトしているのに全く懲りずに後をつけてきて、ずっと話かけてくるので、仕方なくイヤホンを外して「Fuck off」をキメました。

すると、男性が流暢にこう返してきたのです。

「No no no no no! I just wanted to tell you that the dude behind you is chasing after you!(いやいや!後ろ歩いてるオッサンがあなたの後つけてるって教えたくて!)」

 

最近は英語喋れるナンパ師もおんのか〜。

そう思いながら振り返ると、確かに中年のサラリーマンらしきオッサンが。ただ、オッサンは千鳥足の手本のようにフラッフラで、ただの歩く酔っ払いにしか見えません。

こいつただの酔っ払いを口説き文句に使いやがったな〜。オッサンへべれけすぎて無理あるわ〜。

そう思いつつ、ド呆れ顔で「He's just drunk(酔っ払っとるだけやんけ)」と言い放ちます。

けれど、「No! He's actually chasing after you. Please watch your back!(いやほんとにつけられてるって!背後には気をつけてよ!)」と言ってきます。

え、めっちゃ英語うまいやん?

とりあえず皮肉たっぷりに「THANK YOU?(どうも?)」と申し上げると「Be careful!(気をつけてね!)」とだけ言い残して去って行きました。

 

 

ここから私は背後のオッサンが気になり始めます。

アドレナリンが体内を駆け巡るっていうのはこういうことを言うのか?ってくらいに体温が上昇し、後ろから襲われるかもしれないという恐怖心もありました。

「くっそ〜!!!あの兄ちゃんやってくれたわ〜!!まんまと不安だわ〜!!」

そんなことを思いながら、とにかく自転車を停めてあるTSUTAYA向かって歩き続けました。

目の前を30代くらいの男女3人組が歩いていたこともあり、特に心配は要らないだろうと思っていましたが、酔っ払いのオッサンの影が私のすぐ後ろまで迫ってきたかと思うと、オッサンはダダダ!と音を立てて私と3人組の斜め前まで出てきて、次は私たちがオッサンを追い抜くのを突っ立って待ち、またオッサンの影が私の右側にちらつき始めました。

 

あ、これ「私たち」じゃなくて「私」だわ。

 

そう勘付いた瞬間、恐怖とアドレナリンがコンボでドバーッでした。アドレナリンはもちろんさっき鑑賞した『脳男』のせいです。

この時の私は、自分が『脳男』の主人公みたいにバキバキに人をブチ殺せると思いこんでいるので、内なる中二のハーディソンが「殺れる・・・殺れる・・・」と暴れている訳です。

 

自転車の近くまで行くと、オッサンが立ち止まって私を見ているのが分かりました。そして、自転車をTSUTAYAから出して出てくると、オッサンが目の前のベンチに座って待っていたのです。

 

これは完全に私っすわ。

 

挑発して危害を加させてから警察呼ぶか?でも周りにめっちゃ人いるし、お姉さんたち「めっちゃへろへろやんこのオッサンwww」とか言いながら歩いて行くし、警固公園横の交番の電話番号を検索している間に何かされる可能性ないとは言えないし・・・と考えを巡らせ、とりあえず今回は帰ろうと、自転車にまたがりました。

オッサンはそんな私の様子をじっと見ていました。

 

そして私が自転車を漕ぎ始めると、オッサンは立ち上がってまた千鳥足で私の後をつけはじめたのです。

もちろんクロスバイクのスピードに千鳥足で追いつける訳ないので華麗にまいたのですが、とにかく気味が悪くて、こんな人間本当に存在するのかと驚きました。言葉選ばんけどマジ死んでくれや。

 

 

しかし、ここで私は気付くのです。あの英語が達者なお兄さん、本当はヒーローだったのにFuck offとか言っちゃったわ〜、と。

 

だが私にも言い分はある。今まで私に話しかけてきた知らん男は総じてクズ、ゴミ以下、変態のうちのどれかだったので、「知らん男の話は聞いたらいかん」と学んでしまっているのです。

この経験則は、一部の男性のせいですべての男性の評価が地に落ちていることを表します。これでは本当に正義感のある男性が見知らぬ女性の身を変態犯罪者から守ることもできません。

 

こういう状況、いったいなにが正解だったんでしょうか?いったいヒーローはどう声をかければ私に話を聞いてもらえたんでしょう?

 

とにかく私はまたひとつ何かを学びました。

天神には絶対に自転車で来る。

 

ということで福岡市よ、至る所に駐輪場つくりやがれください。

 

おわり。

 

 

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