Phil Hardison

Phie Hardison

「生粋のクズがブログを書くとこうなる」というのがよく分かるブログを目指しています!

絶対に解けない問題の解答を用意した

 

 

絶対に解けない問題を2問用意した - Phil Hardison

 

色んな所から「答えってないの〜?」と質問をいただきました。ありがとうございます。これの解答は、本当はないです。ないから脳が苦しんでいいんですね。解答はないんですけど、回答によってどのようなことが考えられるか、ということだけ考えてみました。

※あくまでワシの主観やから「おまえの主観知らんがな」の人は一撃、ブラウザを閉じよう!

 

第一問

5名の中から殺人鬼を選ぶこの問では、あなたがどのような人間に危機感や恐怖感、嫌悪感を覚えるかが分かると思います。果てしなく心理テストに近い問っぽい。

 

「君のような愚か者では相手にならん」と言ったAを選んだあなたは、人の話を聞かない人や、「いや」「ちがう」と言った言葉で返事が始まる人、特に、人を見下して自分を正しいと決め込んでいる人に対して一番強い嫌悪を覚えます。

また、あなたは「嫌いな人は危ない人」といった具合に、嫌悪感を恐怖感や危機感と一緒くたにして考える傾向があると考えられるのではないでしょうか。

 

「正しくないのは君の方だ」と言ったBを選んだあなたは、拒絶をする人が全く理解できません。根拠もないのに人の言うことを拒絶する人もそうですし、実際に相手が正しくて自分が間違っていたとしても、あなたははっきりと拒絶されることがとても嫌いです。

また、あなたは、感情的な人:感情論でものを考えたり喋る人に対し、恐怖感を覚えると考えられます。

 

「ふむ、そうなのだろうね」と言ったCを選んだあなたは、全てを受容して反論を示さない人に恐怖や危機感を覚えます。人は自分の気持ちや思っていることをぶつけあうからこそ良い信頼を築ける、と考えてはいませんか。そんなあなたは、自分の意見をあまり言わない、かつ、全てを飲み込んで受け入れてしまう人に対し「何を考えているのか分からない」と恐怖に近いものを感じるのではないでしょうか。

 

「私は正しくないとして君はどのように正しいんだい」と言ったDを選んだあなたは、自分自身の知力や学力にコンプレックスを持っている可能性があります。相手の言い分を受け入れ、その言い分を自信を持って掘り下げていくDの態度は、強い知性の表れです。自分を飲み込みそうなその自信と余裕が、あなたは怖いのではないでしょうか。Dのような態度に、あなたは恐怖感や危機感のみならず、時に怒りすら覚えるかもしれません。

 

「お仕事おつかれさま、これが終わったら飲みにでも行きませんか」と言ったEを選んだあなたは、どのような状況であれ焦燥や怒りを全く見せず、むしろ過度と言っていいほどの温厚で穏やかな態度を崩さない人に対し、不信感や恐怖感を覚えると考えられるのではないでしょうか。

もしくは、Eのような態度を取る人は全てを見透かしており、何が起きても問題にすらせず取り合わない人格の持ち主だと考えられるので、あなたは自分とは一歩外れたところから自分を見られていることに対して気味の悪さを感じるのかもしれません。Eを、まるで動物園の檻の中にいる自分を微笑みながら見ている人、というように思うのかもしれませんね。

 

 

ちなみに、各所から頂いた解答の中で一番おもしろかったのは「この中に殺人鬼がいると思い込む自分がサイコパス」みたいな解答ですね。

 

 

 

第二問

殺人、信仰、教育、自殺、愛、これら5つの中で正しいものには◯を、間違っているものには✕をつけなさい、という問でした。

これは単純に、哲学的もしくは倫理的問いとして人が向き合わなければならないのではないか、と私が思ったものを選びました。哲学や倫理のテーマとしては、どれもよくある典型的なものです。

直感的に◯や✕をつけることができた人は、単純に、◯をつけた項目には「善」を感じ、✕をつけた項目には「悪」を感じていることが分かります。

自分で◯✕をつけたあとに、1項目につき何時間もかけてソクラテスの産婆術よろしく「どうして◯/✕をつけたのか」を考えることに意義があると私が考えた結果うまれた問いです。

 

-------------------------------

 

質問や指摘がある人はコメント欄かPhil Hardison (@phil_hardison) | Twitterにどうぞ。